量子力学

量子力学 ━ 佐野量子の量子と書いてりょうしりきがくと読みます。漁師力学ではありません。近代に入ってから発展してきた現代物理学のことを一般的に差し、通常(正統派)の物理学を古典物理学などと言ったものに対比して対照的な表現として用いられることもあるようです。

その振る舞いは通常の物理学の考えとは一線を画した量子状態といえるものになり、難解な数学によって無理くりにその因果律を求めてきたという感じのものになります。どのような無茶ぶりかというと、例えば、仮に道端に一本の小枝が落ちていたとします。この小枝が真直線であり、さらには地球そのものが真球であったとします。小枝の始点をA、終点をBとした場合、始点Aをずっと伸ばしていった場合、その始点Aはいづれ地球をぐるっと回って終点のBにたどり着くはずです。それがそうならない理由を数学的に証明しろ、と言っているような学問になります。こうしてたとえてみればいかに量子力学という分野が無茶苦茶な物理学分野であることがわかると思います。ただしこれはあくまで私個人の感覚で言っていることになりますので内容が飛躍した表現であったと思われる場合は、決して語弊を招くためのものではないことを念のため言っておきます。

ラプラス変換

ある関数f(t)に対して指数関数のeに乗数-stのものをかけてそれを0からプラスの無限大までの範囲において積分して、その積分によってf(t)とは違う関数を導き出す数学的手法にラプラス変換と呼ばれるものがあります。フーリエ変換コンテンツでも言ったように時間Tの世界で表現されていた関数を複素数のsの世界の関数に置き換えることにより、通常では簡単には解けないような複雑な微分方程式をこのラプラス変換を行うことによって見通し(計算を簡素化)をよくするといった利点があります。